海外消費者が抹茶を選ぶ基準とは?色・味・ストーリーを分析

世界的な抹茶人気を背景に、海外では抹茶ラテ、抹茶スイーツ、抹茶パウダーのEC販売まで、抹茶を取り巻く市場が大きく広がっています。VogueやThe Guardianが伝えるように、抹茶はすでに一部の愛好家向けの飲み物ではなく、カフェ文化やライフスタイルの一部として広く浸透しつつあります。

しかし、海外消費者は単に「抹茶なら何でもよい」と考えているわけではありません。SNSで目を引く鮮やかな色、飲み続けたくなる味、そして産地や作り手の背景まで含めて、複数の基準で比較しながら選ぶ傾向が強まっています。Perfect Daily Grindも、いまの消費者はトレーサビリティや真正性、商品の“本当のストーリー”を求めていると指摘しています。

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なぜ今、海外消費者の「抹茶を選ぶ基準」が重要なのか?

まず抹茶市場を理解するうえで重要なのは、海外消費者の購買行動が「流行に乗る段階」から「比較して選ぶ段階」へ進んでいることです。見た目の話題性だけで売れる時期は終わりつつあり、これからはなぜその抹茶が選ばれるのかを説明できるブランドほど強くなります。

抹茶は“ブーム商品”から“比較して選ぶ商品”へ変わった

Vogueでは、アメリカの多くのカフェで抹茶が定番化する一方、近年は特定農園や一番茶、無糖・手点てにこだわる、より本格的な抹茶カフェが増えていると紹介されています。つまりこれは、海外での抹茶人気が一時的な流行を超え、消費者が「どの抹茶を選ぶか」を比較するフェーズに入っていることを示しています。

SNS映えだけでは売れ続けない時代に入っている

The Guardianは、TikTok上で #matcha 関連動画が多数投稿され、ロンドンやグラスゴーでも抹茶人気が広がっていると報じています。たしかに入口はビジュアルです。ですが、SNSで話題になることと継続して選ばれることは別です。見た目で興味を引き、味や体験で納得させる流れができていなければ、リピートにはつながりにくくなります。

海外市場では“本物らしさ”をどう伝えるかが差別化になる

Perfect Daily Grindは、抹茶がコモディティ化した後、再び「理解の深さ」へ向かう流れが起きており、新しい消費者は真正性やトレーサビリティを求めていると述べています。つまり、海外市場では抹茶そのものの品質だけでなく、その価値をどう言葉で伝えるかまでが差別化要因になっているのです。

海外消費者はまず「色」で抹茶を判断する

海外消費者が最初に受け取る情報は、味ではなく見た目です。とくに抹茶は、粉の色やラテにしたときの発色がそのまま第一印象になるため、色は最も強い入口になります。ECでもカフェでも、色の説得力は非常に大きいです。

鮮やかな緑は“高品質そう”という第一印象につながる

JFOODOは、抹茶の鮮やかな緑色と豊かなうま味は、収穫前20〜30日ほど被覆する栽培によってクロロフィルアミノ酸が増えることで生まれると説明しています。つまり、鮮やかな緑は単なる“映え”ではなく、製法や原料条件の反映でもあります。海外消費者が明るく鮮やかな色を高品質のサインとして受け取るのは、感覚的でありながら、ある程度理にかなっています。

色が重視されるのは、抹茶の知識がなくても違いが伝わりやすいから

色は、初心者にも伝わりやすい比較軸です。ECでは味見ができないため、商品写真の色や泡立ちが判断材料になりやすく、カフェでも“きれいな緑のラテ”は注文のきっかけになります。The Guardianが伝えるように、人気ブランドの多くがソーシャルメディア映えする色彩設計やビジュアルを意識しているのもこのためです。

ただし、色だけでは本当の品質は見抜けない

一方で、色だけで抹茶の良し悪しを判断するのは危険です。Vogueは、プレミアム抹茶を鮮やかな緑、なめらかさ、豊かなうま味と表現しています。しかし商業用・大量流通品は黄みや茶色みがあり、粗く、苦味が目立つことが多いと整理しています。とはいえ、鮮やかでも香りや余韻が弱い商品はあります。色は入口、最終評価は味と情報開示まで含めて決まると考えるのが適切です。

見るべきポイント

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リピートを左右するのは「味」|海外消費者は何をおいしいと感じるのか?

最初の購入を動かすのは色でも、リピートを決めるのは味です。いま海外で評価されやすいのは、単なる甘さや飲みやすさではなく、うま味・自然な甘み・心地よい苦味のバランスがある抹茶です。抹茶の味が理解されるほど、“抹茶味の飲み物”と“良い抹茶そのもの”の差が見えやすくなります。

海外消費者が求めるのは「苦すぎない・でも薄すぎない」味のバランス

JFOODOは、抹茶の味を「rich, savoury, and slightly bitter」と説明し、高品質な抹茶ほどスムーズで苦味が穏やかになりやすいとしています。Perfect Daily Grindでも、いまの消費者は日本の抹茶らしい“grassy, umami-forward, and a slight, pleasant bitterness”を残した設計を求める傾向があると紹介されています。つまり海外消費者は、苦味ゼロを求めているのではなく、嫌な苦味がなく、うま味が立つ味を好むようになっているのです。

ラテ用途とストレート用途では、評価される味の条件が違う

味の評価軸は、飲み方によっても変わります。Vogueの記事でも、無糖でそのまま飲む体験を提案する店舗が増える一方、実際の売上を支えるのは依然としてラテ需要であると描かれています。ラテ向けではミルクに負けない風味と色、ストレート向けではうま味、余韻、なめらかさが重視されます。どの用途で評価される抹茶かを整理して伝えることが大切です。

いま海外で支持されるのは“甘さでごまかさない抹茶”

VogueやPerfect Daily Grindは、近年の海外市場で、砂糖やフレーバーで覆い隠す抹茶から、より本来の味を楽しむ方向への回帰が進んでいると伝えています。手点て体験や無糖提案への関心が高まっているのも、その表れです。これからの海外消費者は、“抹茶風味”よりも、そのブランドが抹茶本来の味をどう扱っているかを見始めています。

最後の決め手は「ストーリー」|産地・作り手・文化背景が選ばれる理由

色と味で興味を持ったあと、最終的な納得感を生むのがストーリーです。ここでいうストーリーは、雰囲気のよいコピーではなく、どこで、誰が、どう作ったのかという具体的な背景情報を指します。海外で抹茶理解が進むほど、この要素の重要性は高まっています。

海外消費者は“どこで、誰が、どう作ったか”を気にし始めている

Vogueでは、近年の本格派カフェが、UjiやNishioのような伝統産地、特定農園、一番茶、手摘み、小ロットの石臼挽きといった要素を前面に出していることが紹介されています。これは、産地や作り手の背景が、そのまま商品の信頼性と価値につながっていることを意味します。コーヒーでいうシングルオリジンに近い感覚で、抹茶も選ばれ始めているのです。

「ceremonial grade」だけでは差別化しにくくなっている

Perfect Daily Grindは、「ceremonial grade」や「culinary grade」という表現が西洋市場で広く使われている一方、日本ではそのような公的品質区分は認められておらず、実際には収穫時期、色、香り、品種やブレンド、味で評価されると整理しています。つまり、“ceremonial”と書くだけでは説得力が弱くなりつつあるのです。いま必要なのは、曖昧なラベルよりも、背景の具体性です。

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文化性や“抹茶らしい体験”がブランド価値になる

VogueやPerfect Daily Grindでは、抹茶が単なる飲み物ではなく、所作や空間、意図ある準備まで含めた“体験”として評価される場面が増えていることも描かれています。手点ての時間、器、茶の説明、甘味との組み合わせなどが、抹茶らしさを補強します。ストーリーは飾りではなく、価格に納得してもらうための土台でもあります。

海外消費者が抹茶を選ぶときに実際に見ている4つの比較ポイント

ここまでの内容を整理すると、海外消費者の購買判断は「色・味・ストーリー」の3つだけでなく、実際にはそれらを束ねる4つの比較ポイントに分けて見ると理解しやすくなります。商品ページや店頭設計でも、この4軸を意識すると伝わり方が変わります。

① 見た目|色・泡立ち・パッケージの印象

最初に伝わるのは視覚情報です。鮮やかな緑、きれいな泡立ち、ブランドの世界観が一目で伝わるパッケージは、購入意欲を大きく左右します。とくにECでは、写真がそのまま品質の代理指標になります。

② 味わい|うま味・苦味・飲みやすさ

次に見られるのは、味の説明です。ラテ向けなのか、薄茶向きなのか、苦味はどの程度か、うま味や余韻はあるのか。こうした情報が具体的だと、海外消費者は自分に合う抹茶かどうかを判断しやすくなります。

③ 信頼性|産地・茶期・トレーサビリティ

さらに重要なのが、信頼性です。どこの産地か、一番茶か、どのような原料背景を持つかまで見せられる商品は、価格競争に巻き込まれにくくなります。いまの消費者は、安さよりも“納得して買える理由”を求めています。

④ 共感性|ブランドの姿勢やストーリー

最後は共感です。文化への敬意があるか、作り手への視点があるか、自分が応援したくなるブランドかどうか。Perfect Daily Grindが述べるように、真正性や“real story”は、いまや価値そのものになっています。

比較するときの整理ボックス

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売り手は何を伝えるべきか?海外消費者に選ばれる抹茶の見せ方

結論として、選ばれる抹茶は「品質が高いもの」ではなく、品質の高さが海外消費者に伝わるよう設計されたものです。売り手は、色・味・ストーリーを別々に語るのではなく、一つの購買体験として整える必要があります。

色の美しさだけでなく、その理由を説明する

鮮やかな緑を見せるだけでは不十分です。JFOODOやJETROの情報を踏まえると、その色は被覆栽培、若葉、一番茶、てん茶の製法と結びつけて説明すると説得力が増します。“きれいな色”を“意味のある色”に変えることが重要です。

味の特徴を“用途別”にわかりやすく伝える

味の説明では、「苦い・甘い」だけでは足りません。ラテ向き、ストレート向き、製菓向きといった用途別にうま味、余韻、ミルク耐性などを整理して伝えると、海外消費者は選びやすくなります。とくに本格派市場では、自然な味わいをどう言語化するかがブランド評価につながります。

産地・作り手・文化背景を、押しつけず自然に見せる

ストーリーは長ければよいわけではありません。産地名、農家、茶期、製法、ブランドの考え方を短く要点化し、商品ページやパッケージ、店舗体験の中で一貫して見せる方が伝わります。いま求められているのは大げさな演出ではなく、背景が自然に感じられる情報設計です。

本物らしさと現代性を両立したブランド設計が重要

Vogueで紹介される人気店の多くは、伝統を強調しながらも、空間やデザインは現代的です。Perfect Daily Grindも、抹茶はグローバル市場の中で変化しつつ、日本的な核を保つことが大切だと示しています。これからの海外向けブランドは、伝統だけでも、トレンドだけでもなく、その両立が求められます。

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まとめ|海外消費者は「色・味・ストーリー」の3つで抹茶を選んでいる

海外消費者の抹茶選びは、シンプルに見えて実は多層的です。入口は、リピートの理由は、そして価格やブランドへの納得感につながるのがストーリーです。3つの要素がそろってはじめて、「また買いたい」「このブランドを選びたい」という気持ちが生まれます。

これからの抹茶ブランドに必要なのは、品質そのものだけではありません。海外市場で差別化するには、何を売るかと同じくらい、どう伝えるかが重要です。見た目の美しさ、味の説明、産地や作り手の背景を整理するだけでも、海外消費者への伝わり方は大きく変わります。

LINE
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