抹茶ラテ用の業務用抹茶の選び方|カフェの仕入れ担当のための卸業者ガイドと価格相場

抹茶ラテはいまや、海外のスペシャルティコーヒー店から都市部のサードウェーブカフェまで、メニューの定番ドリンクになりました。一方で、現場の仕入れ担当者ほど「ラテに向く業務用抹茶を選ぶのは想像以上に難しい」と頭を悩ませているのが実情です。本記事では、カフェの仕入れ担当者の視点で、抹茶ラテに最適な業務用抹茶の選び方・価格相場・卸業者7社をまとめて整理します。

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抹茶ラテ市場が急拡大する2026年、業務用抹茶の需要も伸び続けている

抹茶ラテの市場は、ここ数年で「日本発の高級ドリンク」というポジションを確立しつつあります。世界的に見ても、米国・EU・アジアの主要都市部では、スターバックスやブルーボトル、ラ・コロンブなど大手チェーンがラテ系メニューに抹茶を恒常的にラインナップしており、地方都市の独立系カフェにも波及しています。

国内でも状況は同じです。日本フードサービス協会の月次データを見るかぎり、カフェ業態の客単価はコロナ前から右肩上がり傾向にあり[要出典]、ラテメニューはその牽引役の一つとなっています。特に「抹茶ラテ」「ほうじ茶ラテ」「玄米茶ラテ」といった“ジャパニーズ・ラテ”の伸びは目立つ動きです。

需要が増えれば、当然ながら原料となる業務用抹茶の調達も逼迫します。2024年〜2025年にかけては国内・海外双方で碾茶の在庫が薄くなり、グレードによっては前年比1.5〜2倍の価格水準まで上昇したものもありました。「いつもの卸から仕入れられない」「価格が読めない」といった声は、首都圏カフェの仕入れ担当者の間でも珍しくなくなっています。

つまり、2026年のいま抹茶ラテで勝負するなら、「美味しいレシピ」だけでは足りません。安定して、ラテに向くグレードを、相場感を持って調達するという調達戦略そのものが、店舗の競争力に直結する時代に入ったといえます。

でも「抹茶ラテ用」の業務用抹茶選びは想像以上に奥が深い

カフェの仕入れ担当者の方ほど、すでに気付いていらっしゃるはずです。「茶道用の高級抹茶」をそのままラテに使うと、苦味だけが立ってミルクと喧嘩する。逆に「安価な業務用抹茶」を使うと、色がくすみ写真映えしない――このラテ特有の難しさを、もう少し分解してみましょう。

第一に、ミルクと合わせた瞬間に色価が一段下がる現象があります。鮮やかな緑のはずだった抹茶も、乳タンパクと結合すると黄味がかった緑になりやすく、SNSで拡散される「映える写真」と店頭の現実が乖離する原因になります。

第二に、温度帯による苦味の出方の違いです。ホットの場合は香りが立ちますが、温度が高いほど渋み成分のカテキンが溶け出しやすくなります。一方アイスは温度が低いため、香りは控えめになる代わりに、抹茶のテクスチャ(粒度)が舌に残りやすくなります。

第三に、泡立ち・なめらかさの問題です。抹茶ラテは「シェイク」または「スチーム」で乳化させますが、粒度が粗いとざらつき、細かすぎると沈殿しやすくなる――この粒度のスイートスポットが、業務用ラテ抹茶には求められます。

つまり、ラテ用の業務用抹茶は「茶道用の延長」でも「製菓用の延長」でもなく、ラテに最適化された別カテゴリとして捉えるのが正解です。

抹茶ラテ用の業務用抹茶を選ぶ5つの判断軸

抹茶ラテ用業務用抹茶を選定する際の判断軸を、現場の仕入れ担当者目線で5つに整理します。

1. 色価(写真映えする鮮緑が出るか)

ミルクと合わせても、緑が黄味に転びにくい抹茶を選びます。具体的には、L値・a値・b値で示される色価データを公開している卸業者なら、ロットごとの色のブレが把握できます。SNSマーケが重要なカフェほど、ここのスペックは譲れません。

2. 苦味とコクのバランス(ミルクとの相性)

ミルク・オーツミルク・アーモンドミルクと混ぜたときに、苦味だけが突出しない品種・産地が向いています。被覆栽培期間が長く、テアニン値が高い茶葉は、ミルクと合わせたときに「うま味」の輪郭が残りやすい傾向があります。

3. 泡立ち・口あたり・なめらかさ

抹茶ラテの口当たりは、粒度(平均粒径)に左右されます。一般的に5〜10ミクロン前後の細挽きだと、ミルクとの一体感が出やすく沈殿も抑えられます。スチームミルクと混ぜたときに、しっかりとした泡立ちが立つかどうかは、必ずサンプルでチェックすべきポイントです。

4. 温度耐性(ホット/アイス両対応)

カフェメニューはホット・アイス両方を年間通じて提供するため、両温度帯で味のバランスが崩れない抹茶が望ましいです。ホットでは香り、アイスでは旨味と色の鮮やかさ――両方が一定水準で出るかを、季節をまたいで検証します。

5. 価格・使用量・安定供給の3点セット

最後に、いくら品質が良くても価格と供給が合わなければ採用できません。月間使用量・最低発注ロット(使用量)・前金/掛け払い条件・在庫切れ時の代替提案――この3点セットが揃って、はじめてラテ用業務用抹茶として現場で機能します。

抹茶ラテ用業務用抹茶の価格相場【kg単価レンジ別】

業務用抹茶の価格は、グレード・産地・粒度・使用量で大きく変動しますが、抹茶ラテ用途に絞ると、おおむね以下3つのレンジに収斂します。

スタンダードグレード(¥8,000〜¥12,000/kg)

国内産碾茶を石臼またはボールミルで挽いた、業務用としては最も流通量の多い価格帯です。「ラテベースとして香りはやや弱め、色は出るが鮮緑とまでは言えない」のが特徴。テイクアウト中心の量販カフェ、抹茶スイーツのドリンク化、サイドメニュー用などに採用されます。使用量は約1トン程度が一般的です。

ミドルグレード(¥18,000〜¥30,000/kg)

抹茶ラテ専門カフェやスペシャルティ系カフェの「メインドリンク」として最も採用されるレンジです。被覆栽培期間が長く、色価・香り・うま味のバランスが取れているのが特徴。ホット/アイスを通年で提供しても味のブレが出にくいのが、この価格帯の魅力です。使用量は約100kg。1杯あたり原価60〜100円、販売価格580〜780円程度のメニュー設計と相性が良いゾーンです。

プレミアムグレード(¥10,000〜¥20,000/kg)

宇治・西尾・八女など、産地ブランド × 被覆60日以上 × 石臼挽き仕上げの「ラテ向け最上位」レンジ。抹茶ラテ専門店、ホテル・レストランのメニュー、海外バイヤー向けプレミアムラインなどに採用される価格帯です。色価のブレが小さく、ロット差も抑えられます。使用量は約50kgと小ロットからのテストもしやすいのが特徴です。

グレードkg単価想定使用量主な採用シーン
スタンダード¥8,000〜¥12,000約1トン量販カフェ・テイクアウト中心
ミドル¥12,000〜¥18,000約100kgスペシャルティ系、抹茶ラテ専門店の主力
プレミアム¥18,000〜¥30,000約50kgホテル、レストラン、海外プレミアム

これらはあくまで「2026年6月時点の業界相場感」であり、産地・季節・為替で変動します。実際の見積もり時は、必ず「希望使用量」「希望色価レンジ」「希望粒度」を伝えると、卸業者から的確な提案が返ってきます。

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抹茶ラテ用の業務用抹茶はどこで仕入れる?卸のタイプ別の選び方

抹茶ラテ用の業務用抹茶は、卸のタイプによって強みが異なります。特定の1社を順位付けするより、前述の5つの判断軸と下記チェックリストで、色価・ミルク相性・価格・安定供給を同じ基準で比較することが、写真映えと再現性を両立させる近道です。

老舗の抹茶専門メーカー

京都・宇治や愛知・西尾などの産地には、茶道用のセレモニアルグレードに強い老舗の抹茶専門メーカーが多く存在します。品質を最優先する本格志向の店舗に向く選択肢です。確認点=グレードの幅・産地表記・小ロットの可否。

大手茶業会社・原料サプライヤー

スケール感のある安定供給と幅広いグレード対応が強みのタイプです。多店舗・全国展開で供給量と価格の両立を重視する場合に向きます。確認点=MOQ・価格の透明性・ロット間の品質の安定性・納期。

輸出特化型のB2B卸

海外展開や輸出基準対応(EU・米国FDA・台湾TFDA・シンガポールSFAなど)、COA・残留農薬(MRL)試験成績書・有機JAS等の書類、小ロットからの段階導入を重視する場合の選択肢です。確認点=輸出書類・対応国・ロット柔軟性。なお本メディアを運営する日本抹茶輸出機構(JMEX)はこの輸出特化型にあたり、43カ国への海外輸出実績があります。いずれのタイプを選ぶ場合も、下記のチェックリストで各社を同じ基準で比較してください。

産地直結・農園型/専門商社

特定産地・品種のトレーサビリティや物語性を重視する場合や、複数産地を横断して調達したい場合の選択肢です。確認点=産地/品種の明示・収穫/加工情報・数量の安定性。

サプライヤー選定チェックリスト

サプライヤーを選ぶ前に、候補各社を同じ基準で確認しておくと判断がぶれません。見積・サンプル依頼時に、下記のチェックリストをご活用ください。

確認基準どの供給元でも確認すべきこと
用途適性色・風味・ミルク相性・溶解/分散・耐熱/退色など、自社製品での用途適性をテスト。
グレード・産地の選択肢用途に合わせたグレード(セレモニアル〜製菓用)と産地・品種の選択肢を確認。
確認項目供給元に直接確認し、裏付けとなる書類を取得。
価格の透明性グレード・ロット・梱包・輸送費まで内訳のある見積か(単一のどんぶり価格でないか)を確認。
ロット柔軟性・MOQ最低ロット(MOQ)、試作ロット/サンプルの可否、少量から大口までのスケール可否を確認。
確認項目供給元に直接確認し、裏付けとなる書類を取得。

ご覧のとおり、「全てを満たす卸業者」は存在しません。カフェの立地・客層・価格帯・将来構想によって、最適な組み合わせは変わります。次のセクションで、現場でよくある誤算パターンと合わせて、選び方の感覚をもう少し具体化していきます。

カフェ現場でよくある抹茶ラテ仕入れの誤算【3つの典型パターン】

実際の現場で起きやすい「想定外」を、3つのパターンに整理します。新規開業や卸切り替えのタイミングで、思い当たる方は要注意です。

誤算パターン1:価格だけで卸を決めて、写真映えが激落ちした

「kg単価が一番安い卸でテストしたら、SNSにアップした抹茶ラテの緑色が黄味に転んで、リピート率が下がった」――量販系カフェでも珍しくないシナリオです。色価のスペックを事前に確認しないと、価格差を補って余りあるブランド毀損リスクが生じます。

誤算パターン2:単一供給で在庫が突然切れ、メニュー差し替えに追われた

「いつもの卸が、碾茶の不作で1ヶ月供給ストップになり、ラテメニューが回らなくなった」――2024年〜2025年は実際に複数のカフェチェーンがこの状況に陥りました。主供給1社+バックアップ1社の”二社体制”が、ラテ専門カフェの基本構成になりつつあります。

誤算パターン3:茶道用の高級抹茶をラテ転用して、苦味が強すぎた

「せっかくの高級抹茶だからラテにも使いたい」と考えがちですが、茶道用の抹茶は「単独で飲む」前提のスペックであり、ミルクと混ぜると苦味だけが立ちやすい設計になっています。ラテ用とお薄(茶道)用は、別グレードとして仕入れるのが定石です。

これらの誤算は、「ラテ用としてどの軸を満たす抹茶なのか」を、仕入れ前にスペックシートで確認するだけでかなり減らせます。

日本抹茶輸出機構株式会社が抹茶ラテ用途で選ばれる理由

ここで、自社の話を少しだけさせてください。日本抹茶輸出機構株式会社が、抹茶ラテ用途のカフェ仕入れ担当者から選ばれている主な理由は、次の3点です。

理由1:用途別に最適産地を提案できる(宇治・静岡・鹿児島・八女)

私たちは、特定の産地・特定のグレードに依存していません。宇治・静岡・鹿児島・八女それぞれの強みを把握しており、「抹茶ラテで色価重視」「香り重視」「コスト最適化」など、カフェの仕入れ担当者の要望に応じて、産地ミックス含めて提案できる点が他社との違いです。

理由2:輸出規格に完全対応(EU/US FDA/台湾TFDA/SG SFA)

国内カフェの仕入れだけでなく、将来的に海外出店・海外卸を視野に入れているブランドにも、最初から輸出規格対応の抹茶をお出しします。COA(成分分析証明書)・MRL(残留農薬基準)対応・有機JAS・USDA Organic・EU Organic・Halal・Kosherなど、必要なドキュメントをワンストップで揃えられます。

理由3:B2B特化、10kg〜1t/月の安定供給(世界20か国以上に実績)

私たちはB2B専門の体制を取っており、月10kgのスペシャルティカフェから、月1t規模のチェーン業態まで、安定したロット供給が可能です。世界20か国以上への抹茶輸出実績(2026年時点)を背景に、グローバルブランドのサプライチェーンにも組み込まれています。特に「ラテ用に最適化された色価・粒度のグレードを、ロットを跨いで安定供給してほしい」というご相談には、産地 × 製造ライン × 物流をワンストップで設計するご提案ができる体制を整えています。

抹茶ラテで売上を伸ばすカフェの仕入れ実務【5ステップ】

最後に、実際に「抹茶ラテで売上を作っているカフェ」が共通して踏んでいる、仕入れの実務フローを5ステップに整理します。

ステップ1:メニュー設計から逆算してグレード仮設定

最初に「ラテ1杯あたりの抹茶使用量(2g〜3g)」「想定販売価格」「FL比率(原価率)」を決めます。これが決まれば、kg単価の許容レンジが自動的に絞れるため、グレード選定が一気にラクになります。

ステップ2:複数卸からサンプルを取り寄せて並列テスト

候補となる卸業者3〜5社から、ラテ用想定グレードのサンプルを取り寄せ、「ホット」「アイス」「ラテアート(泡立ち)」「写真映え(色価)」の4観点で並列テストします。テストは、実際のカフェで使うミルク・水・温度条件で行うのが鉄則です。

ステップ3:小ロット契約で店舗導入

採用候補が決まったら、いきなり大量発注はしません。最初は最小ロット(1〜5kg)で店舗導入し、2週間〜1ヶ月、実営業に乗せて販売スピード・廃棄ロス・客の反応を観察します。

ステップ4:主供給+バックアップの二社体制を構築

問題なく回ることが確認できたら、主供給1社+バックアップ1社の二社体制を組みます。バックアップ側にも定期的に小口発注を入れ、関係性と直近の品質を維持しておくのが、有事に効くポイントです。

ステップ5:月次レビューと相場アラート

月次で、仕入れkg単価・ロット差・廃棄ロス・販売杯数をレビューし、必要なら卸との価格交渉や別グレードへの切り替えを検討します。碾茶相場が動くタイミング(新茶期、需要期)は、卸からのアラートを受け取れる関係を作っておきます。

このフローは、「抹茶ラテをきちんとビジネスとして回す」ための最低限の型です。ここまで設計できているカフェは、ラテ単価を上げても客離れが起きにくく、結果として営業利益率にも差が出てきます。

日本抹茶輸出機構がカフェの仕入れ担当者に選ばれる3つの理由

ここまで、抹茶ラテ用の業務用抹茶の選び方や価格相場、おすすめの卸業者についてご紹介してきました。しかし実際の現場では、「どの抹茶が自店のラテに合うのか分からない」「価格を抑えたいが品質も妥協したくない」と悩むケースも少なくありません。

私たち日本抹茶輸出機構は、そうしたカフェ事業者様の仕入れパートナーとして、次の3つの強みでお応えしています。

① 抹茶ラテ用途に合わせた最適な業務用抹茶をご提案します

宇治・鹿児島・静岡・八女など、日本各地の産地から、味わい・発色・コストのバランスを考慮した抹茶をご提案しています。濃厚な抹茶感を重視したいカフェから、テイクアウト向けの量販店まで、提供スタイルに合わせた選定が可能です。

② サンプル提供に対応し、導入前の試作・比較検討が可能です

「実際にラテにしたときの味を確かめたい」というお声に応え、サンプルのご相談も承っています。牛乳やオーツミルクとの相性、甘味とのバランスなど、現場目線で納得したうえで導入いただけます。

③ 10kg単位の小ロットから継続供給まで対応しています

新メニューのテスト導入から、多店舗展開に伴う安定供給まで柔軟に対応しています。品質のブレを抑えながら、長期的な仕入れパートナーとして伴走できる体制を整えています。

つまり、本記事でご紹介した「グレード選定 → 価格比較 → サンプル検証 → 本導入 → 安定供給」という仕入れの流れを、1社でサポートできることが、私たち日本抹茶輸出機構が選ばれている理由です。

抹茶ラテ用の業務用抹茶選びでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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結論:抹茶ラテで勝つカフェは「グレード・相場・卸先」を分けて考える

抹茶ラテをカフェの主力ドリンクに育てたいなら、「グレード」「価格相場」「卸先」を、それぞれ別軸で設計することが大切です。

  • グレードは、メニュー設計と販売価格帯から逆算する
  • 価格相場は、kg単価レンジを3グレード(¥2,500〜¥5,000、¥5,000〜¥10,000、¥10,000〜¥20,000)で把握する
  • 卸先は、強みの違う2社体制を組み、有事のリスクを減らす

7社それぞれに、向き不向きがあります。「うちのカフェ業態に最適な組み合わせ」が分からない場合は、サンプル取り寄せからお気軽にご相談ください。

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