海外市場で売れる抹茶の特徴とは?売れない理由と選び方を解説
海外市場における抹茶需要は、ここ数年で急速に拡大しています。しかし、すべての抹茶が売れるわけではありません。実際には「高品質なのに売れない抹茶」と「必ずしも最高級ではないが売れる抹茶」が存在します。
本記事では、海外市場で売れる抹茶の特徴と、売れない理由、そして失敗しない選び方について、BtoB視点でわかりやすく解説します。仕入れや商品設計に悩む方にとって、実務に直結する内容をまとめています。
弊社では、京都・宇治をはじめ、鹿児島・福岡・静岡など日本各地の産地から、
有機JAS認証付きのセレモニアルグレードから加工用まで、幅広いグレードの抹茶を取り揃えております。
「案件はあるのに、安定して抹茶を仕入れられない…」
「カフェの新メニューで抹茶を使いたい!」
なぜ今、海外で抹茶需要が急拡大しているのか?

海外市場で売れる抹茶を理解するには、まず「なぜ需要が伸びているのか」を押さえる必要があります。結論から言うと、抹茶の人気は品質ではなく“市場構造”によって生まれているのです。
世界の抹茶市場はなぜ成長しているのか
世界の抹茶市場は年々拡大しており、食品・飲料分野の中でも成長率の高いカテゴリとされています。特に北米や欧州では、抹茶は「プレミアムな健康飲料」として定着しつつあります。
これは単なるブームではなく、カフェ文化と健康志向が結びついた構造的な需要です。
健康志向が需要を牽引している
抹茶には抗酸化作用や代謝改善などの機能性があり、海外では「スーパーフード」として認識されています。
- 抗酸化成分(カテキン)
- 低カロリー
- 集中力向上(カフェイン+Lテアニン)
このような要素が、特に欧米の健康志向層に強く支持されています。
SNSとカフェ文化が生んだ“抹茶ラテ需要”
現在の抹茶需要の中心は、伝統的な飲用ではなく抹茶ラテやスイーツです。
- 鮮やかなグリーンの見た目
- 写真映えするビジュアル
- カフェでのトレンド商品
つまり、抹茶は「飲料」ではなく体験価値の商品として消費されています。
👉 結論:売れる理由は“品質”ではなく“需要構造”にある
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海外市場で“売れる抹茶”の5つの特徴

海外市場で売れる抹茶には明確な共通点があります。ここを理解することで、仕入れや商品設計の精度が大きく変わります。
① ミルク・砂糖に負けない味設計(用途適合)
結論として、ラテ用途に適した味であることが最重要です。
カフェではミルクやシロップと合わせるため、繊細すぎる抹茶は逆に風味が消えてしまいます。
- 適度な苦味とコク
- ミルクと調和する風味
👉 点前用の高級抹茶は必ずしも最適ではありません
② 鮮やかな色味と視覚的価値
抹茶は「見た目」で選ばれる側面が非常に強い商品です。
- 明るく鮮やかな緑色
- 濁りのない発色
SNS時代においては、色=売上と言っても過言ではありません。
③ 健康価値が明確に伝えられる
海外市場では「なぜ体にいいのか」が重要です。
- 抗酸化作用
- エネルギーサポート
- ナチュラル志向
👉 単なる味ではなく、機能価値が購買理由になります
④ 安定供給できる体制
どれだけ良い商品でも、供給が不安定ではビジネスになりません。
- 年間供給量の確保
- ロットごとの品質安定
- 継続的な仕入れ
👉 BtoBでは品質以上に重要な要素です
⑤ 価格と品質のバランスが取れている
抹茶市場は価格差が非常に大きく、選定が難しい領域です。
- 安すぎる → 品質リスク
- 高すぎる → 利益が出ない
👉 “売れる価格帯”に収まることが重要
👉 重要ポイント:売れる=高品質ではない
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海外で“売れない抹茶”に共通する4つの原因

売れない理由を理解することで、失敗を避けることができます。結論として、売れない原因は「品質」ではなく市場とのミスマッチです。
① 高級すぎて用途に合っていない
セレモニアルグレードは繊細で高価ですが、ラテには不向きです。
👉 用途に合わない=売れない
② ミルクに負ける風味
風味が弱い抹茶は、ラテにすると存在感が消えます。
👉 結果として「抹茶感がない」商品になります
③ 価格競争に巻き込まれる(中国産との競合)
現在、低価格帯では中国産抹茶が市場を拡大しています。
- 大量生産
- 低価格
👉 差別化できないと価格競争に陥ります
④ 供給が不安定で継続販売できない
需要が伸びる一方で、生産側は制約が多いのが現実です。
- 農家の減少
- 一番茶の不足
👉 供給不安=ビジネスリスク
👉 結論:売れない理由は“市場とのズレ”
なぜ「高品質=売れる」とは限らないのか?

ここは多くの企業が誤解しているポイントです。結論として、市場は品質ではなく“体験価値”で選ばれます。
セレモニアルグレードの落とし穴
高品質=高価格であり、用途が限定されます。
👉 ラテ用途ではオーバースペック
市場は“体験価値”で選ばれる
消費者は以下を総合的に評価します。
- 味
- 見た目
- 価格
👉 単一要素ではなくバランス
消費者は“違いを完全には理解していない”
多くの消費者はグレードの違いを正確には認識していません。
👉 だからこそ重要なのは
「最適な設計ができるか」
失敗しないための抹茶の選び方(BtoB実務)

ここからは実務的な選定方法です。結論として、選び方は商品設計そのものです。
① 用途から逆算する
まず決めるべきは用途です。
- ラテ
- 製菓
- 小売
👉 ここを間違えると全て崩れます
② 複数グレードで比較する
1種類で決めるのは危険です。
- 味
- 色
- コスト
👉 必ず比較する
③ 味・色・溶けやすさをテストする
実際の使用環境で検証することが重要です。
👉 カフェならラテで確認
④ 年間供給と価格の安定性を確認する
長期的な視点で判断します。
👉 継続できるかが最重要
👉 ポイント:選び方=商品設計
信頼できる仕入れ先を見極めるポイント

良い抹茶を選ぶだけでなく、パートナー選びも重要です。
トレーサビリティ(産地・茶期)
- どこで生産されたか
- いつ収穫されたか
品質証明(COA・検査)
- 残留農薬
- 重金属
- 微生物
供給体制と実績
- 輸出実績
- 供給能力
用途に応じた提案力
単に売るのではなく、最適な提案ができるかが重要です。
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まとめ|売れる抹茶は「品質」ではなく「設計」で決まる
海外市場で成功するためには、以下のポイントを押さえる必要があります。
- 市場理解なしでは失敗する
- 用途・価格・供給のバランスが鍵
- パートナー選びが成功を左右する
抹茶ビジネスは参入しやすく見えて、実は高度な設計が求められる領域です。正しい知識をもとに判断することで、成功確率は大きく変わります。



