オーストラリアで広がる抹茶ブーム|健康志向とスペシャルティカフェ市場を徹底分析【2026年最新版】
オーストラリアでは、いま抹茶が「新しいスペシャルティ飲料」として一気に定着しつつあります。世界屈指のカフェ文化に、植物性・低糖・機能性という消費者トレンドが重なり、シドニーやメルボルンでは抹茶ラテを主力メニューに据える店が急増中です。本記事では、2026年時点の最新データをもとに、豪州抹茶市場の伸長要因・都市別需要・参入時の落とし穴・仕入れ判断基準までを、海外バイヤー・OEM担当者向けに整理します。
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豪州で抹茶消費が加速している3つの要因【2026年最新データ】

オーストラリアの抹茶市場は、コロナ後の健康志向シフトを追い風に年率で二桁成長を続けており、2026年時点で豪州の茶類輸入額のうち日本茶が占める割合は明確な増加傾向にあります。単なる一過性ブームではなく、都市部の生活文化に根付き始めているのが特徴です。
プラントベース×ウェルネスの追い風
豪州ではオーツミルクやアーモンドミルクを常備するカフェが標準化しており、抹茶ラテはヴィーガン・低糖・カフェイン穏やかという条件を満たす飲料としてポジションを確立しました。特にZ世代とミレニアル世代の間で、朝のコーヒー1杯目を抹茶に置き換える動きが可視化されています。
世界屈指のスペシャルティコーヒー文化と抹茶の親和性
メルボルンとシドニーは、いわゆる「サードウェーブコーヒー」を世界的に牽引してきた都市です。バリスタが原料の産地・製法・鮮度を語る文化が根付いているため、抹茶についても「宇治」「鹿児島」「八女」といった産地の物語をそのままメニューに乗せられます。日本茶が消費者に受け入れられる素地が、飲料インフラとしてすでに完成しているのです。
日豪EPAで整った関税環境と物流基盤
日豪EPA(経済連携協定)により、日本産緑茶(粉末抹茶を含む)は基本無関税で豪州に輸入できます。加えてシドニー港・メルボルン港は日本からの海上輸送で概ね2〜3週間、コールドチェーン対応も進んでおり、粉末抹茶のような温度管理が必要な原料であっても現実的な物流コストで供給可能です。
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豪州市場は甘くない:参入前に知っておくべき3つの現実

伸びしろが大きい一方で、豪州市場は「行けばすぐ売れる」ほど甘くありません。日本のサプライヤーが躓きやすい3つの構造的なハードルを整理します。
気候・輸送距離による品質劣化リスク
日本〜オーストラリアは輸送距離が長く、赤道を越える航路になるためコンテナ内温度が想定以上に上昇するケースが少なくありません。粉末抹茶は熱・光・酸素で色調(緑度)と香気が急激に落ちる原料で、通常の常温リーファー未対応便で送ると、着荷時に色が黄褐色に転んでいることがあります。バリスタは色の変化に敏感なので、これだけで採用取り消しになります。
中国産・韓国産との価格競争
豪州の卸価格帯では、中国産や韓国産の粉末緑茶がkgあたり日本産の半額以下で流通しています。「MATCHA」表記の緩やかな豪州市場ではこれらも「matcha」として販売されるため、価格だけで比較されると勝ち目がありません。日本産である必然性(碾茶・石臼挽き・単一産地・残留農薬管理)を、バイヤーが顧客に説明できるレベルで言語化して渡す必要があります。
バリスタが求める「点てられる」品質基準
豪州カフェのバリスタは、抹茶ラテを1日100杯以上さばく現場もあり、「ダマにならない」「ミルクに溶けきる」「泡立ちが安定する」といった実務品質を極めてシビアに見ています。粒度分布・水分含量・脱酸素包装が甘い商品は、味以前に「オペレーションに乗らない」という理由で棚落ちします。原料スペックの提示は必須です。
都市別のスペシャルティカフェ需要マップ

豪州は都市ごとにカフェ文化と抹茶需要のフェーズがはっきり異なります。バイヤーは全豪一律ではなく、都市別の販路仮説で攻めるのが定石です。
メルボルン:カフェ密度世界トップクラス、日本茶取扱いも先進
メルボルンは人口あたりのカフェ数が世界最高水準とされる都市で、日本茶専門のティーハウスや、抹茶専用ブレンドを常設する高級カフェが既に一定数存在します。バイヤー側の目利きレベルが高いため、産地・グレード違い(セレモニアル/プレミアム/カリナリー)のラインナップ提案が刺さります。メルボルンでは抹茶ラテのカップ単価がAUD 6.5〜8.5と、通常のフラットホワイト(AUD 5.5〜6.5)を上回る価格帯で受け入れられており、原料原価に対する許容度が高いのも特徴です。都市攻略の起点として最有力です。
シドニー:高級カフェ・ホテルOEM需要
シドニーは金融街・観光需要が強く、5つ星ホテルの朝食ドリンクや、CBDのラグジュアリーカフェで抹茶ラテがメニュー化されています。単価が高くブランドバリューを重視するため、パッケージデザインとストーリー訴求が可能なセレモニアルグレード、およびホテルOEM用のプライベートブランド供給の需要が旺盛です。加えて、シドニーは大手スーパー(Coles・Woolworths)経由の抹茶ラテパウダー小売展開も進み始めており、業務用と小売用の販路をパラレルに設計できる余地があります。
ブリスベン:健康志向とスムージーバー需要
ブリスベンはビーチカルチャーとウェルネス志向が強く、抹茶スムージー・アサイーボウル・プロテインシェイクへのブレンド原料として粉末抹茶が伸びています。プロテインブランド・ヘルスフード系D2Cの原料採用が増えているのが特徴で、健康機能訴求に耐える品質エビデンス(残留農薬・重金属・カテキン含量)が採用の決め手になります。
パース:成長初期、先行者利益が残る新興マーケット
パースは他都市より2〜3年遅れて抹茶が広がり始めた段階で、豪州内で唯一「まだ空いている都市」です。カフェ間の競争が過熱していないぶん、一度メニュー入りすると長期契約になりやすく、後発参入バイヤーにとってはむしろ狙い目のマーケットです。
豪州参入で見落とされがちな5つの盲点

伸びる市場ゆえに、規制と実運用の落とし穴も多く潜んでいます。豪州に初めて出るバイヤーがつまずきやすいポイントを5つ挙げます。
FSANZ(食品基準機関)の残留農薬基準
豪州とニュージーランドは共通の食品基準規則(FSANZ Food Standards Code)に従い、緑茶類の残留農薬基準はEUに近い厳格さで運用されています。日本国内基準では合格でも、豪州基準では超過するケースが十分あり得るため、輸出前にFSANZ準拠でのMRLチェックが不可欠です。
バイオセキュリティ規制(BICON)と輸入許可
豪州の輸入は農水省(DAFF)のバイオセキュリティ規制が非常に厳しく、乾燥食品であっても加熱処理証明や製造工程の申告が求められます。BICONデータベースへの適合確認、必要書類の事前準備を怠ると、荷が空港・港で長期留置になり、コールドチェーンが破綻します。
ラベリング要件(原産国・栄養成分・アレルゲン)
豪州ではNutrition Information Panel(NIP)、原産国表示(Country of Origin Labelling)、アレルゲン表示が細かく規定されており、日本国内ラベルをそのまま貼って輸出することはできません。現地小売・OEM先ごとに要件が変わる場合もあるため、ラベル設計は早い段階で決めるのが安全です。
気温変動による色調・香気の劣化
前述の通り、赤道越えの輸送で温度が上がると抹茶の緑が黄色に転びます。真空脱酸素+アルミ多層バリア袋+リーファーコンテナの三点セットは、豪州向けでは事実上のスタンダードとして押さえておくべきです。
バリスタ研修とテクニカルサポートの欠如
豪州のカフェは抹茶を扱う経験が浅いスタッフも多く、「ダマになる」「泡立たない」を原料側の問題と誤解されがちです。原料出荷とセットで、点て方・保管・ラテレシピの英語マニュアルを提供できるかどうかが、リピート受注を左右します。
賢い豪州バイヤーが日本産抹茶を選ぶ4つの評価軸

豪州で成功しているバイヤーは、価格だけで選ばず、以下の4軸で日本産サプライヤーを見極めています。
産地・グレードの説明可能性
宇治・鹿児島・八女など、産地の特徴を英語で語れる資料が揃っているか。バリスタが顧客に説明できる材料を渡せるサプライヤーが選ばれます。
認証(USDA Organic / EU Organic / Halal / Kosher)の取得状況
豪州は多文化社会で、ハラール・コーシャ対応の飲料需要が想像以上に大きい市場です。認証の有無で採用可否が分かれることも珍しくありません。
安定供給とロット再現性
豪州のカフェ・小売は在庫が薄いため、欠品は即取引停止に繋がります。年間契約で安定供給が可能か、ロット間の色調・味・粒度差が小さいかが重視されます。
現地マーケット対応の柔軟性(小ロット試作〜1t/月)
豪州は市場規模が中規模で、初回は10〜50kgの試作から始まるケースが多い一方、ヒットすれば一気に月1t級に拡大します。両端に対応できるサプライヤーが強いです。
日本の主要抹茶サプライヤー5社比較(2026年版)
豪州バイヤーが実際に検討候補に挙げる主要サプライヤーを、公開情報ベースで比較します。
| サプライヤー | 産地の幅 | 輸出実績 | 認証対応 | 小ロット対応 | OEM柔軟性 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本抹茶輸出機構(JMEX) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| あいや | ◎ | ○ | ○ | △ | ○ |
| 福寿園 | ○ | ○ | ◎ | △ | △ |
| 辻利兵衛本店 | ○ | △ | ○ | ○ | ○ |
| 上林春松本店 | ◎ | △ | ○ | △ | △ |
この比較表から分かるように、オーストラリア市場で抹茶ビジネスを成功させるには、「産地の選択肢」、「海外輸出実績」、「認証対応」、「小ロット対応」、そして「OEM対応力」を総合的に比較することが重要です。
健康志向やスペシャルティカフェ市場の拡大が続くオーストラリアでは、用途に応じた抹茶を提案できることに加え、認証対応やテスト導入から本格展開まで柔軟に対応できる供給体制が、継続的な取引につながります。
今後も成長が期待されるオーストラリア市場では、価格だけでなく、提案力・輸出対応・供給体制まで含めてパートナーを選ぶことが、市場で競争力を高めるポイントになります。
その点、日本抹茶輸出機構株式会社(JMEX)は、「産地の幅」「輸出実績」「認証対応」「小ロット対応」「OEM柔軟性」をバランスよく備えており、オーストラリア市場への参入や販路拡大を目指す企業にとって有力な選択肢の一つといえるでしょう。
日本抹茶輸出機構(JMEX)が豪州バイヤーに選ばれる理由

43カ国への海外輸出実績と豪州向け実務ノウハウ
日本抹茶輸出機構(JMEX)は43カ国への海外輸出実績を持ち、豪州を含む厳格な食品輸入基準の国々への出荷経験が豊富です。FSANZ基準を意識したMRL検査、バイオセキュリティ書類の事前調整、リーファーコンテナ手配まで、輸出側で対応可能な領域を一貫してカバーします。
FSANZ / BICON対応の書類サポート
豪州向け輸出では、加熱処理証明・製造工程申告・原産地証明・栄養成分分析表など、複数の書類を並行して準備する必要があります。JMEXは日本側でこれらの書類を英文で整えて発行できるため、バイヤー側の負担を大幅に下げられます。現地の輸入業者登録など、バイヤー側で完結すべき手続きの前段階までを、輸出者として先回りしてサポートできる体制です。
用途別最適産地の提案(宇治・鹿児島・八女ほか)
セレモニアルグレードには宇治の伝統的な碾茶を、ラテ・スムージー向けには色調と溶解性に優れた鹿児島産を、コスト重視のカリナリーには八女や静岡を、といった具合に、用途に応じて産地とグレードをアレンジできます。単一産地に縛られないネットワークが、豪州のように用途が幅広い市場と相性が良い理由です。
小ロット10kgから月1t超の量産まで
試作段階の少量から、ヒット後の量産まで同一窓口で対応できるため、豪州ローンチ期のバイヤーは供給スケール切替のたびにサプライヤーを乗り換える必要がありません。
継続的なテクニカルサポート体制
初回出荷後も、ロット変更時のスペック更新、現地で発生した溶解性・泡立ちに関する相談、バリスタ研修用の資料アップデートなど、輸出側で継続的にフォローする体制を整えています。豪州のようにカフェスタッフの入れ替わりが早い市場では、こうした長期的な伴走が結果的にリピート受注の維持に直結します。
豪州バイヤーが押さえるべき仕入れステップ7段
豪州向けに日本産抹茶を仕入れる際、実務でつまずかないための標準的な進め方を7段で整理します。
1. 用途・販売地域・想定月間量のヒアリング
まずは「セレモニアル向けか」「カフェラテ向けか」「D2Cパウチか」を明確にします。用途によって最適な産地・グレード・粒度が全く変わります。
2. サンプル請求(2〜3グレード比較)
初回サンプルは複数グレードを取り寄せ、色調・香気・溶解性・泡立ちを社内テストで比較します。豪州のバリスタチームと合同で試飲するのがベストです。
3. 試作ロット発注(10〜50kg)
現地で数店舗テスト販売を行い、顧客の反応と実売価格帯を検証します。ここでフィードバックをサプライヤーに返し、粒度・包装を微調整します。
4. FSANZ準拠のMRL検査と書類準備
残留農薬・重金属分析、原産地証明、加熱処理証明、栄養成分分析表を揃えます。JMEXでは日本側で英文書類を整備可能です。
5. 契約締結と初回本発注
年間契約 or 半期契約で、価格・納期・不良品対応を明文化します。豪州の商習慣ではロット再現性の合意が特に重視されます。
6. 通関・BICON対応と初回納品
シドニーorメルボルン港での通関手続き、バイオセキュリティ検査対応を経て、初回納品となります。リーファーコンテナ手配は必須です。
7. リピート供給とマーケット拡大
ヒットが確認できたら、月次予測に基づく安定供給に切り替えます。パース・ブリスベン等の新規都市展開も同一サプライヤーで賄えると効率的です。
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結論:豪州抹茶市場を掴むためにいま動くべき理由
オーストラリアの抹茶市場は、健康志向・カフェ文化・日豪EPAという3つの追い風が同時に吹いている稀有なフェーズにあります。しかし、FSANZ・BICON・気候リスク・価格競合・現地バリスタ品質要求という5つの実務ハードルを越えないと、伸びしろを取り切ることはできません。
重要なのは、「日本産だから売れる」時代はすでに終わっており、「日本産である必然性」を英語で説明でき、豪州の実務に沿った書類とロット再現性を提供できるサプライヤーとの組み方です。パースのように後発参入枠が残る都市もある一方、メルボルン・シドニーはすでに競争が加速しており、参入判断は早いほど有利です。実際、2025年から2026年にかけて豪州で日本産抹茶を扱うカフェチェーンの出店ペースは加速しており、初回商談から契約締結までのリードタイムも短縮傾向にあります。市場が急速に固まりつつあるいまこそ、産地・書類・サポート体制を一括で提供できるパートナーと組み、都市別の販路仮説を検証する段階に入るべきタイミングです。
日本抹茶輸出機構(JMEX)は、43カ国への海外輸出実績をベースに、豪州特有の規制・物流・バリスタ品質要求に対応できる体制を整えています。用途別に最適な産地・グレードをご提案し、小ロット試作から月次量産まで一貫してサポートします。
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